一般的な外貨預金の場合、外貨を購入した時点から「円安」にならないと変動益を手にすることは出来ません。たとえば、「1米ドル=100円」の時に購入した場合、「100円」より「円安」にならないと利益は出ないんですよ。リーマンショック以前であれば、変動益よりも「利息目的」で外貨預金をしていた人も多いのですが、リーマンショック以降は各国が利下げを行っているため、利息目的での外貨預金の魅力も少なくなってきていますね。
一方、FXでは、取引開始から「円高」になっても利益を上げる方法があるのです。これを「空売り」と呼んでおり、「業者から外貨を借りる→それを売る→円高になる→買い戻す→業者に外貨を返す」という仕組みで取引を行います。
具体的な数字を使って説明すると、「1米ドル=100円」の時に100ドルを空売りするとします。まずは業者から100ドルを借りて、それを他の人に売るんですね。この時、あなたが手にする現金は「1万円」です。そしてしばらく待って、「100円→95円」の円高になったとします。この時に、すかさず買い戻しておきましょう。買戻しに必要な資金は「9500円」です。最後に、買い戻した米ドルを業者に返せば、空売りの完成です。最終的にあなたの手元には「500円」が残ったと思いますが、この500円を「利益」として受け取ることが出来るのです。
いかがですか?このような「空売り」の仕組みは、外貨預金には存在していません。つまり、円高・円安に関係なく、「どちらに動いても利益を狙うことが出来る」というのが、FXの大きなメリットなのです。これを求めて、外貨預金からFXへと引越する人も増えているんですね。